電車運転士は体に悪い?30年働いてわかった「リアルな現実」

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電車の運転士は体に悪いのか

電車の運転士は体に悪いのか。
実際に約30年間、運転士として働いてきた経験から、リアルな実態を正直に書いていきます。

結論から言うと、不健康になりやすい環境なのは事実です。
ただし、働き方や工夫次第で改善できる部分もあります。

ファルコ

ファルコ

1970年生まれ。鉄道会社に入社し、駅員(1年)→車掌(3年)→運転士(30年)に従事。鉄道ファンだけでなく普段から電車を利用するすべての方が分かるような記事作りを心掛けています。

この記事の目次

電車運転士は不健康?最大の原因は「不規則な勤務」

電車の運転士は泊まり勤務が基本で、出勤・退勤時間はバラバラです。

  • 早朝から勤務の日
  • 昼から出て翌日までの泊まり勤務
  • 深夜帯の乗務

このように、毎日同じリズムで生活することはほぼ不可能です。
体内時計が乱れやすく、体調不良の原因になります。

▶ 運転士の勤務体系と1日の流れとは?

仮眠時間が短すぎる|睡眠不足との戦い

泊まり勤務では職場で仮眠を取りますが、

  • 短いと3時間程度
  • 寝る時間帯もバラバラ(22時から・深夜2時からなど)

長くても睡眠時間は5時間ほどと十分な睡眠とは言えません。
夜勤明けは常に眠気との戦いになる仕事です。

▶ 運転士の寝坊が許されない仮眠室事情

食事の時間がバラバラになる理由

運転士の仕事はダイヤ優先のため、

  • 15時に昼食
  • 21時に夕食

といったことも普通にあります。
一般的な食生活とは大きくズレるのが現実です。

食事や水分を控える人もいる

体質によっては、

  • 食べるとお腹が痛くなる
  • 水を飲むとトイレが近くなる

といった理由で、あえて飲食を控えめにする運転士もいます。
健康的とは言えない習慣です。

トイレに行けない

運転中は基本的にトイレに行けません。

  • 数時間我慢することもある
  • 行くには列車を止める必要がある場合も

我慢することが当たり前な環境です。

▶ 運転士のトイレ事情とは?

外食中心になりやすい生活

泊まり勤務は拘束時間が長く、最大24時間近くになることもあります。

昼・夜・翌朝・翌昼と、すべて職場で食べることもあり、
外食中心の生活になりやすいです。

お酒の時間が長くなりがちな理由

勤務が昼に終わる日も多く、

  • 昼から飲み始める
  • 気づけば夜まで飲んでいる

というになりやすく、酷いときには昼から終電までなんてことも

▶ 運転士のお酒事情とは?

精神的プレッシャーの大きさ

運転士は常に、

  • ミスを起こさない
  • ダイヤを守る
  • お客様に見られている

という緊張感の中で仕事をしています。
精神的なストレスはかなり大きい仕事です。

それでも続けられる理由|メリット

一方で、

  • 一人で行う仕事が多い
  • 人間関係のストレスが少ない

という大きなメリットもあります。
人付き合いが苦手な人には働きやすい環境です。

改善されている働き方

最近では、育児や介護をする方が希望する

  • 短時間勤務制度
  • 日勤のみの働き方

なども整ってきています。

ただし、電車の遅延が発生すると
残業はほぼ避けられないのが現実です。

仮眠環境の変化と対策

眠気による事故を防ぐため、

  • 仮眠室の整備
  • 一人で休める環境

が用意されています。
以前よりは負担が軽減されているのも事実です。

まとめ|電車運転士は不健康になりやすいのか

電車の運転士は、

  • 不規則勤務
  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ

など、体に負担がかかる仕事です。

しかし、

  • 人間関係のストレスが少ない
  • 制度や設備の改善が進んでいる

といったメリットもあります。

「不健康になりやすい環境ではあるが、働き方次第」
これが現場で感じた結論です。

制度や環境をうまく使えば、
長く続けることも十分可能な仕事です。