電車の運転士が運転していて小さな幸せを感じる瞬間

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電車の運転士が幸せを感じる桜

今回は電車の運転をしていて感じる小さな幸せについて紹介させていただきます。

電車の運転士はほとんどの業務が1人で孤独です。

そして、動いて当たり前の電車、仕事をしていて感謝をされることはほとんどありません。

そんな中で感じる小さな幸せにはとても助けられるものなのです。


ファルコ

1970年生まれ。鉄道会社に入社し、駅員(1年)→車掌(3年)→運転士(30年)に従事。鉄道ファンだけでなく普段から電車を利用するすべての方が分かるような記事作りを心掛けています。

電車の運転をしていて感じる小さな幸せ

子供が手を振ってきたとき

子供が電車の運転士に手を振ってくることは特に土日に多くあることです。

やはり、手を振り返して喜んでくれる子供の顔を見ると癒されますしやりがいを感じる瞬間でもあります。

知り合いの電車とすれ違ったとき

仲の良い同期とかが運転する電車とすれ違う時に手を振ったり、パッシングしたりすることがあります。

お互い仕事頑張ろう!って気持ちになりますね。

犬が線路脇で喜んでるとき

素直にかわいいです。電車が好きな犬は多いみたいですね。

飼い主が犬に電車を見せて犬がはしゃいでることは割とよく見る光景です。

ブレーキがきまったとき

模範のブレーキともいわれる2段制動3段緩めがきれいにきまったときはやはり嬉しいです。

3ノッチ→5ノッチ→3ノッチ→2ノッチ→1ノッチという具合です。

これに加えて到着時刻もぴったりだったら最高ですね。

きれいな朝焼けを見たとき

朝焼けは早朝に起きてる人しか見られない特典です。

たまにすごくきれいな色合いの朝焼けのときがあって少し得した気分になります。

きれいな富士山を見たとき

電車の運転席からの景色は窓が大きいので視界がとても良いです。

特に空気の澄んだ冬、富士山が目の前にきれいに見えた時、小さな幸せを感じます。日本人あるあるですね笑

季節ごとに見られるきれいなものを見たとき

富士山に通じるところがありますが、春は沿線に咲く満開の桜を見たとき、夏は各地でおこなわれる花火を見たときなど、四季を感じられる瞬間は嬉しいものです。

楽しそうな旅行客、酔っぱらいを見たとき

1人で運転しているからこそ、楽しそうなお客さんを見ると羨ましく感じたりします。

こっちは仕事、あちらはプライベートですからね笑

そんな楽しい瞬間も同時に運んでいるんだなとやりがいを感じたりします。

あとがき

いかがだったでしょうか。

運転中は孤独な世界、ちょっとしたことにでも幸せを感じるものなのです。

自分で幸せを見つけないとやってられないっていうのもあるのかもしれませんね。

電車の運転士、なるまでは憧れの仕事だったはずのになぜこう思うようになってしまうのでしょうかね笑